6月の花嫁とオーダーシャツ

「コレいいね」

彼女が指さしたのは、いつものオーダーシャツのお店で

「麻」のオーダーシャツ生地をのぞいていたときのこと。

濃紺にブルーの小花柄が入った落ち着いた色合いの生地でした。

だいぶカジュアルになるなーと思っていたら

「その生地でシャツ作ってよ。・・・父の」

ちょっと衝撃でした。

父の日には今から採寸したとしても間に合わないよと伝えたんですが。

「かしこまって会うよりは、何かの機会に顔を合わせておいた方がいいと思うし。

ちょうどいい機会じゃないかと思って。

父の日に合わせて採寸しに一緒に来てもらえたら嬉しいんだけど。」

プロポーズを保留にされて2ヶ月。

まさかオーダーシャツを作るという機会に合わせて彼女のお父さんに会うことになろうとは。

ここは失敗出来ないところですよ。

しかし頭が彼女の言葉を理解して返事を作り上げるまでにかなりの時間を要してしまいました。

初顔合わせってやっぱりスーツでぱりっときめて

彼女の実家に菓子折もっていくもんだとばかり思っていたので

こういう形もあるのかなと思いました。

ジューンブライド(=6月の花嫁)っていうから

何かの影響を受けたのかも知れないですが・・・

この話しの流れで行けばプロポーズはOKということで間違いないですよね?

そんな訳で聞いてみました。

「生活水準が今まで通りってことはなくなると思う。結婚したら。」

「・・・うん」

「でも今までみたいにシャツを毎回クリーニングに出したり、趣味みたいにオーダーシャツは作らないようにしようと思う」

「・・・うん?」

「・・・うん?」

「いや、別にオーダーシャツ作るのはかまわないよ?ただ頻繁には困るけど(笑)」

「そうなの?!」

「それはいいけど、うちの父、きびしいから。とちらないようにね」

「そっち?!!」

・・・がんばりまーす

カテゴリー: 未分類 — admin 4:31 PM